老人福祉施設への慰問活動
「水仙の会」代表 小野 隆夫さん

豊中市内の老人福祉施設で慰問活動をする「水仙の会」。その代表をされているのが小野さんです。 「水仙の会」はデイサービスセンターや老人憩いの家などを訪問し、日本舞踊を中心に、歌や手品、ハーモニカ演奏、フラダンスなどさまざまな演目を披露し、観覧者の皆さまに喜ばれています。
演目の最後に全員で歌に合わせて腕や上半身を動かして行う「歌体操」も好評です。

◆「水仙の会」の誕生◆

今から20年ほど前に4人で立ち上げたこの会。メンバーの子どもさんがケアマネージャーをされており、踊りや歌を施設で是非披露してほしいとの要望があったことがきっかけだそうです。そして段々とメンバーや演目が増え、今では披露する演目はフラダンス、手品、民謡、ハーモニカと多種に及びます。
そして小野さんが自治会長をされていたときに豊中市の助成金制度を知り、「水仙の会」を組織化して申請したところ、平成28年度に助成を受けることになり、これが一つの励みとなってより活動を活性化することができたそうです。今年も助成を受け、公的なバックアップのもと活動に励んでいます。

◆こんなふうに活動しています◆

演目や曲目は、なるべく皆さまが知っておられて楽しめるような明るく軽いをものを選ぶようにしています。
また当日のメンバーで、曲目や着物の色が重ならないようにしています。練習は各自それぞれが自分のペースで頑張っています。慰問活動は月に2~3回で、都合がつかないときは他のメンバーで行い、無理をせずにいることが長く続けてこられた秘訣だそうです。

◆活動での喜び◆

活動していての一番の喜びは、やはり皆さまが待っていて喜んでくださること、そして最後に一人ひとり手を握っておしゃべりをするときに「今度、何々を踊ってちょうだい」とリクエストをいただくことだそうです。メンバーも逆に慰問先から元気をもらって帰ることも多く、この活動を通して喜びややりがいを感じておられます。

 

~メンバーそれぞれの得意なことを披露し、観覧者の皆さまに喜ばれ次回を楽しみにされることで メンバーの皆さまもやりがいと喜びを感じていらっしゃいます。長年にわたって活動を続けてこられたことも 本当に素晴らしく、メンバーのみなさんの笑顔、そして衣装もとても素敵です。快く取材に応じてくださいましてありがとうございました。