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認知症の予防⑤

皆さんこんにちは♪

今回は前からの内容の続きです!

早期発見と言われても自分じゃわからないし…いきなり病院に行くのも勇気がいる…という方やご家族の方も少なくないと思います。

そこで日本における体制などをご紹介していきます☆

 

 

~1つ目~

▽認知症に関する正しい知識を持って、地域や職域で認知症の人や家族を手助けする認知症サポーターの養成を推進中

主な対象者は次の通りです♪

小売業従業員、金融機関従業員、公共交通機関従業員、公民館職員、図書館職員 消費生活相談員等、刑務官、警察職員、警察庁、子供・学生

認知症サポーターのおかげで、地域で過ごしながら、何か認知症のことで不安なことがあれば気軽に相談できるのです(*‘ω‘ *)

 

 

 

~2つ目~

地域包括支援センター及び認知症疾患医療センターを含めた認知症に関する相談体制を地域ごとに整備中!

これらの施設は地域の高齢者の保健医療・介護等に関する総合相談窓口であります。

病院にいきなり行くことはためられるし、専門の病院にいくのも…と思われていらっしゃる方々のサポートができる場所です☆

以下に詳しく挙げていきます。

 

【地域包括支援センター】

地域の高齢者等の保健医療・介護等に関する相談窓口であり、入口相談機能を担っています。

 

【認知症地域支援推進員】

市町村ごとに、地域包括支援センター、認知症疾患医療センター等に認知症地域支援推進員が配置されています。

 

【認知症初期集中支援チーム】

複数の専門職が、認知症が疑われる人や認知症の人及びその家族を訪問し、観察・評価を行った上で、家族支援等の初期の支援を包括的・集中的に行い、自立生活のサポートを行います。

 

【かかりつけ医】

認知症の人の日常診療を行うとともに、適宜、かかりつけ医の認知 症診断等に関する相談役等の役割を担う認知症サポート医の支援を受けながら、認知症 の疑いがある人や認知症の人に適切に対応し、必要がある場合は、適切な医療機関等につなぎます。

 

【認知症疾患医療センター】

認知症の人に対する相談・診断等の対応を効果的・効率的に提供するためには、かか りつけ医や地域の相談拠点と専門医療機関が連携した体制の構築が必要であり、これらの中心となるセンターを整備中です。

 

 

このように沢山の体制が整えられてきています!

もっと安心に、快適に過ごしやすい地域づくりが進んできています!

認知症に関して何か気になることや相談があればこうしたものをたくさん利用してみてください♪

認知症の予防④

皆さんこんにちは☆いよいよ夏本番ですね♪

水分と休養を取りつつ過ごしていきましょう♪

さて、本日は認知症の予防に関しての第4弾です(*^_^*)/

予防の中でも特に注目すべきことに関してご紹介します!!

それは…

軽度認知障害」(Mild Cognitive Impairment: MCI )というものです。

MCI とは、正常加齢と 認知症のあいだに位置し、認知症の前段階(前駆状態)を指す言葉です。

MCIであることを検査などによって早期に発見できれば、トレーニングや薬を服用することに よって、認知症の発症や進行を遅らせたり、今後の予測を立てたりするのに役立つだけで はなく、高齢者の方々の「生活の質」(Quality of Life: QOL )を維持することにもつながると言われています。

MCIである方は1 年で 10% 程度、4 年で約半分程度がアルツハイマー型認知症へ移行するとも言われています。通常の健常高齢者が認知症を発症するのが年 1〜2%であるのに比べるとかなり高いことが分かります。

 

なので、MCIの段階で早期発見・早期介入が重要になるのです!!

そしてこの早期発見のために現在いろいろな取り組みがなされています。

 

どうすればよいのか?誰に相談すればよいのか?という疑問に対しては次でご紹介していきます♪

次の記事をご覧ください!

認知症の予防③

今回は認知症の予防シリーズ第3弾です!テーマは二次予防に関してです!

 

前々回でご紹介したように、二次予防というのは

早期発見・早期治療」の事を指します♪

 

 

今回は認知症の早期発見や早期治療はなぜ大切なのかをご紹介します!

それは・・・

 

1つ目に、認知症のような症状が出ていても認知症ではない可能性があるからです。

 

正常庄水頭症(脳の中に髄液が溜まっている状態)、脳腫瘍、慢性硬膜下血腫によって認知症の症状が出ている場合があります。

 

これらは脳外科的な処置で劇的に良くなる場合があるのです!

 

そして甲状腺ホルモンの異常の場合は、内科的な治療で良くなります。

 

薬の不適切な使用が原因で認知症のような症状がでてしまう場合もあり、こうした時は薬をやめるか調整すれば回復します。

 

ところが!

こうした状態のまま長期間放置すると、脳の細胞が死んでしまったり、機能不全に陥って回復が不可能になります。

 

ですので一日も早く受診をして発見・治療していくことがことが重要です!

 

 

2つ目に、早期発見・早期治療のメリットとして、

 

アルツハイマー病ではお薬を服用することで、

 

進行を遅らせることが可能になります!

 

早くお薬を使い始めると健康な時間を長くすることができます。

 

 

3つ目に、自分の病気の事を理解できる時点で受診し、

 

少しずつ認知症に関して理解を深めていくことができれば、

 

生活上の障害を軽減することができたり、今後自分がどうやって生きていきたいかを考えて決めておくことで

 

その後のトラブルを減らすことや認知症になっても自分らしく生きていくことがも可能になります!

 

 

このように認知症において早期発見、早期治療が重要であるということがお判りいただけたかと思います。

次回は実際にどうやって早期発見・治療につなげていくかに関してご紹介します!

お楽しみ♪

認知症の予防②

こんにちは♪

カラッとした気候になってきましたね(^_-)-☆

 

 

今回は認知症の予防シリーズ第二弾!一次予防に関してです☆

 

まずは前回のおさらいをしていきましょう!一次予防とはどんな予防のことでしたでしょうか?

 

 

 

正解は…

 

生活習慣の改善(運動する、食事を見直す)、健康教育、予防接種など、病にかからないように施す処置や指導を行う、発症予防のことです☆

 

 

認知症においては、「一次予防は困難だ」と思っている方も多いのではないでしょうか。

 

しかし、一部の認知症(認知症の中でもっとも大きな割合を占めているアルツハイマー型認知症、脳血管性認知症)ではありますが、一次予防は可能であると言われています。

 

 

 

↓↓↓

 

 

【脳血管障害についての危険因子】

運動不足、肥満、食塩の摂取、飲酒、喫煙の生活習慣、高血圧症、高脂血症、糖尿病や心疾患などであると言われています。

 

 

 

【アルツハイマー病の抑制因子】

食習慣としては、魚の摂取、野菜・果物の摂取、ワインの摂取量などが関係していることが分かってきています。

また、有酸素運動の量や強度が認知症の発症の抑制と関係しているとも言われています。

さらに、文章を読む、知的なゲームをするなどの知的な生活習慣や対人的接触頻度も認知症の発症の抑制に大きく関わっていると明らかにされてきています。

 

 

 

 

これらのことから、「何か特別なことをしなければいけない!」のではなく、「生活習慣に少し気を付ける」ということだけでも予防に繋がるということが分かります(*^_^*)

生活習慣病の予防と認知症予防が同時にできるということですね!

皆さんも一度、食事や運動習慣を見直してみましょう♪

 

 

 

 

次回は二次予防についてご紹介していきます☆

それではまた次回にお会いしましょう!

 

 

認知症の予防①

こんにちは(^^)/

 

梅雨入りしたみたいですね。雨はジメジメするからあまり好きではないです…笑

でもジメジメに負けず、今日も元気にいきましょう♪

 

さて、今回より、「認知症の予防」に関して投稿して参ります(*^_^*)

ようやく、【予防しよう認知症】のテーマになってきました!

 

 

☆予防とは☆

 

皆さんは、「予防」と聞いてどんなことを想像されるでしょうか?

手洗い、うがい、インフルエンザなどの予防接種…

などが思いつく方が多いのではないでしょうか?

 

 

実は、予防には「一次予防」「二次予防」「三次予防」の三種類があります!

下の図のようになっています♪

 

 

一次予防:生活習慣の改善(運動する、食事を見直す)、健康教育、予防接種など、病にかからないように施す処置や指導のこと。

 

二次予防:早期発見、早期治療を促して病が重症化しないように行われる処置や指導のこと。(健康診断など)

 

三次予防:治療過程において保健指導やリハビリテーションを行うことにより社会復帰を促したり、再発を防止したりする取り組みのこと。

 

 

「認知症は予防することが難しい」というイメージを持ってらっしゃる方も多いと思います。

 

一次予防は脳血管性認知症においては有効ですが、他の種類の認知症においては二次予防が有効であると言われています。

 

言い換えると、認知症においては早期発見・早期治療が非常に重要になります!!

 

 

では実際どうすればよいの!?という疑問にお答えできるよう、

次回から、詳しく予防についてご紹介していきます☆

 

 

雨なので皆様お出かけの際はお気をつけくださいね。

それではまた次回お会いしましょう♪

前頭側頭型認知症とは?

こんにちは☆

6月も残すところあと10日程ですね!

梅雨入りはしていないと発表されていたのですが、いつ入るのでしょうか…(^_^;)

 

さて本日は、認知症の種類についての最後の章になります♪

 

 

☆前頭側頭型認知症とは☆

 

前頭側頭型認知症とは「神経変性」による認知症の一つです。

脳の中にある神経細胞が徐々に減ってしまったり、一部に本来あるはずのない細胞が出来たりして、脳が委縮することが原因と言われています。

部位としては「前頭葉」や「側頭葉前方」の委縮が特徴的であり、他の認知症にはみられにくい、特徴的な症状を示します。

 

前頭葉・・・「人格・社会性・言語」

側頭葉・・・「記憶・聴覚・言語」

を主につかさどっています。

 

 

 

これらの部位が正常に機能しなくなると、以下のような症状が現れます。

 

【社会性の欠如】

万引きのような軽犯罪を起こす、身だしなみに無頓着になるなど、社会性が欠如します。

 

【抑制が効かなくなる】

相手に対して遠慮ができない、相手に対して暴力をふるう、度を越したふざけをするなど、自分に対して抑制が効かなくなります。

 

【同じことを繰り返す】

いつも同じ道順を歩き続ける、同じような動作を取り続けるといった、同じ行動を繰り返すようになります。

 

【感情の鈍麻(どんま)】

感情がにぶくなる、他人に共感できない、感情移入ができないといった、感情の鈍麻(どんま:感覚がにぶくなる)が起こります。

 

【自発性な言葉の低下】

相手に言われたことをオウム返しする、いつも同じ言葉を言い続けるといった、自発的な言葉が出にくくなります。

 

これらの症状が緩やかに進行していくのが特徴的であります。

 

 

 

さて、これまで4種類の認知症についてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

 

次回からは認知症の予防についてご紹介していきます☆

それではまた来週お会いしましょう♪

脳血管性認知症とは?

みなさんこんにちは♪

日がどんどん長くなってきていますね。

梅雨というよりも夏!という感じがしますね~

さて、今回は脳血管性認知症についてご紹介します!

 

 

☆脳血管性認知症とは☆

 

アルツハイマー型認知症の次に多い認知症と言われています。

脳梗塞や脳出血などの血管障害(脳の血管が破れたり、詰まったりすること)が原因となります。

そのため、脳梗塞などが起こった後、急激に症状が出てくるのです。

 

しかし、障害された脳の部位や部位の数によって生じる症状は様々です。

 

症状としては

・認知機能障害

・運動麻痺

・意欲、活動性の低下

などがあります。

 

 

そして他の型の認知症とは異なり、出血や梗塞が再び起こるたびに

階段状に認知機能が低下していくのが特徴的です。(下図の通りです。)

例としてアルツハイマー型認知症と比べてみました。

 

 

 

そしてこの認知症は脳梗塞や脳出血を予防すること、つまり、

高血圧や 糖尿病、喫煙,肥満,飲酒などの危険因子を管理することで

発症を予防することが可能であると言えます!

予防に関しては今後ご紹介するのでお楽しみに♪

 

 

いかがでしたか?

次は前頭側頭型認知症についてご紹介します!

また次回お会いしましょう♪

レビー小体型認知症とは?

こんばんは☆

6月ですね。今年ももう半分。

日差しが日に日に強くなってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

 

 

さて、今週の予防しよう認知症は…「レビー小体型認知症」についてのご紹介です!

是非、冷たい麦茶片手に読んで下さいね♪

 

 

 

☆レビー小体型認知症とは☆

脳にレビー小体が出現することで様々な症状が現れます。

 

認知機能障害に加えて以下のような症状が特徴的です。

 

 

 

 

 

幻視:実際にないものが見える(虫が家の中にいる、いないはずの人が見える など)

 

 

錯視:実際にあるものを見間違える(壁に掛けている服が人に見える、タオルの柄が人の顔に見える など)

 

 

パーキンソニズム:手が震える、筋肉や関節がこわばる、動きがゆっくりになる、バランス維持が難しくなる、歩きにくくなる などがあり、一日の中で症状が変動する

 

 

レム睡眠行動障害:夢の中での行動(逃げる、物を投げる など)を実際に行ってしまう

が挙げられます。

 

 

初期には記憶障害が目立ちにくいですが、幻視やパーキンソン症状、レム睡眠行動障害などは早期から現れやすいことが特徴の一つです。

 

 

 

次回は、脳血管性認知症についてご紹介します。

それでは、また来週お会いしましょう♪

アルツハイマー型認知症とは?

☆本日のメニュー☆

「アルツハイマー型認知症」 についてご紹介していきます!

 

 

 

☆アルツハイマー型認知症とは?☆

 

 

脳に異常なタンパク質がたまり、神経細胞が減少して脳が委縮していくことで症状が出ます。

「脳全体が委縮するもの」という認識をされている方もいらっしゃるかもしれません。

正確に言うと、障害を受ける脳の部位によって症状が変わります。

 

 

アルツハイマー型認知症に主に関係する頭頂葉、側頭葉、海馬の役割について図に表しました。

 

 

 

✓脳の部位別の特徴的な症状としてはこのようなものがあります

・海馬・側頭葉内側面の障害 ⇒ もの忘れ、記銘力障害

・側頭・頭頂・後頭領域の障害 ⇒ 語健忘、視空間の障害、失行

・側頭葉外側面の障害 ⇒ 意味記憶障害

・前頭葉の障害 ⇒ 病識と自発性の低下、出来事記憶の障害

 

 

以上のように、障害を受ける脳の部位によって現れる症状が異なることが、

アルツハイマー型認知症の特徴です。

 

 

 

少しでも、「なるほど!」と思っていただけたら幸いです!

次回は、「レビー小体型認知症とは?」についてご紹介予定です☆

それではまた来週お会いしましょう♪